1000円だったから見に行ったら1000円でも高かった。

まず設備、スクリーンが小さすぎるわフロント2chだわで気合いの入ったホームシアターに劣る有様は正直どうかと思った。

そしてストーリーだけど、とりあえずネオゼクトが組織に見えないのが痛い。まずゼクトの抑圧っぷりとかを前提として描かないと「自由が」とか言われても意味ワカンネ。イデオロギー色がなさすぎてドラマがでてこない。とにかく詰め込み過ぎで、スカスカになった感が強く、ありゃあ子供は飽きる、周りの子は飽きてた、俺もだれた。頑張って解ってくれる大人向け。天道・加々見・ひよりの3人に絞って描いた方がいいと思った。天道・ひよりの兄妹関係とかもっと丁寧に拾えるはずだし。

天道がフリーなのにベルト持っている理由とかハイパーゼクターの使い方を知ってそうな(コーカサスの動きだけ見て7年間遡ることを思いつくのはいくらなんでも無理だろ)理由とか映画版でも説明がついてないのは、結局のところ全ての鍵を握るのはおばあちゃんということか。ええい、やつは何者だ。

アクションは軒並みギャグ。おそろしくGのかかる起動エレベーターより速く楽についてるカブトエクステンダーとか、重力の発生している宇宙空間での戦闘とか。「ゼクトに栄光あれー(ちゅどーん)」の一方でしっかりカブトエクステンダーに乗って生還しているカブトとか。

555や剣のが映画としての収まりはよかったなぁ(フロートはかわいそ過ぎるので見なかった振り)。とりあえずDC版が前提な作品だと思った。この設定を丸ごと生かすにはDC版でも尺足りるか謎だけど。

最後に、矢車さんのパーフェクトっぷりは神。ここはよかった。

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